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20061024

 よく冷えた今朝、電車の座席に座ったら暖かさを感じた。前の人の体温ではなく電気暖房器で暖められたものだった。103系なんかは隙間風が多くて、座席下の温度が貴重に思ったものだ。
 車ではほとんどの場合エンジンの廃熱を使って暖房としていが、103系などの通勤電車はというと、電車だからエンジンなんてモノは載せていない。ガス ファンヒーターを動かすために電車がガスボンベを積んでいたり、石油ストーブを動かすために灯油を積載したりしていたら引火しそうで怖い。屋根の上に乗っている デカイ銀色の装置は冷房と送風の機能しか持たないので冬期はほとんど冬眠しているようなもの。
 ちょっと前の電車の暖房はローテクで、座席下に収まっているシーズ発熱体(線)に電流を流しているだけなのだ。シーズ線とは小学校・中学校の理科の授業 に必ず出てくるニクロム線にカバーを被せたもので、ときどき送風機が付いて温風を吹き出すものもある。このシーズ線は電車だけでなく普通の暖房器具にも使 われていて、特別に電車だけがローテクだという意味ではない。ただ103系などにはシーズ線暖房の発熱量を期待していないのか、暖房用サーモスタットは付 いておらず、座席に座ると妙に熱すぎることもあった。温度調節は車掌が乗務員室内のスイッチ一つを入り切りするだけなのだ。
 電車を動かすためのモーター(主電動機)は車体が重いだけあって発熱も凄いし、いきなり大きな電圧をかけないようにする主抵抗器からの発熱も並では無い。廃熱を利用すればいいのにと思っていた設計者がいたらしいが、加速・減速が多い路線なら発熱を期待できるものの、長い間止まらない地域では使えない。
 ちょっと最近の電車にはPTCというカッコイイ名前のヒーターが付いてくるらしい。コイツは半導体セラミックでチタン酸バリウム(+何か)から作られている。電流を流すと熱くなって一定の温度になると急激に抵抗が増して電流が流れにくくなる。しかも成分を変えることによって温度は自由自在。
 いずれにしても電車の暖房は持ち合わせの線につないだらそのままというパターンが多いのは気のせいだろうか。
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